[北京/上海 6日 ロイター] - 中国の料理宅配アプリ大手、美団が配車サービスを見直し、関連の従業員を削減する計画であることが、ロイターが6日に閲覧した社内レターと関係筋2人の話で明らかになった。
最高経営責任者(CEO)の王興氏は社内レターで、同サービスに振り向ける経営資源を減らし、スタッフの一部を他事業に移す意向を示した。
美団はコメントを控えた。同社の主力アプリは料理宅配やレストラン予約などさまざまなサービスを提供する「スーパーアプリ」として中国国内で知られている。社内レターの内容については中国メディアが最初に報じた。
美団は2017年に配車アプリ「美団打車」の提供を開始したが、2年後に廃止。現地メディアは赤字が原因と報じていた。ただ、主力アプリのサービスの一環として配車サービスを継続。21年には独立した配車アプリを再び立ち上げた。
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