[上海 25日 ロイター] - 中国の料理宅配アプリ大手、美団が25日発表した第1・四半期決算は、売上高が予想を上回り、純損益が黒字に転換した。
長年のライバルであるアリババ系のEle.me(餓了麼)や、2月に料理宅配サービスを開始した字節跳動(バイトダンス)傘下の抖音など、競合他社との競争に打ち勝った。
美団は自転車シェアリング、チケット予約、地図アプリなどのサービスも提供している。
純損益は33億6000万元(4億8600万ドル)の黒字。前年同期は57億元の赤字だった。
売上高は前年同期比26.7%増の586億2000万元。リフィニティブがまとめた市場予想は平均564億8000万元だった。
同社は22日、香港で料理宅配サービスに参入。中国本土以外への進出は初めてとなった。王興・最高経営責任者(CEO)はさらなる海外進出への足掛かりになる可能性があると3月に述べている。
アナリストは、美団について、手数料が安く競争力があると指摘している。
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