[東京 7日 ロイター] - メルカリが7日、東京証券取引所の上場市場区分を従来のグロースからプライムに変更した。市場再編後、上場区分を変える企業は同社が初となる。山田進太郎代表取締役CEOは記者会見で「中長期的な企業価値を向上させ、株価にも跳ね返ってくるように目の前のことをしっかりやっていきたい」と述べた。
同社の株価は昨年11月に上場来高値(7390円=2021年11月22日)更新したが、その後は下落基調を強めており、5月には年初来安値(1864円=5月25日)を更新。2022年6月通期の連結業績見通しは、先行投資が重しとなり最終損益は86億円の赤字(前期は57億円の黒字)を見込む。
山田CEOは、引き続き海外進出や新規事業を視野に入れ「大胆な挑戦を重ねていく」と語った。海外事業については、既に進出している米国以外の国への参入を考えているという。国内では暗号資産にも事業を拡大する方針を示しており、来年度にも本格稼働を予定している。
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