[ベルリン 10日 ロイター] - ドイツの高級車大手メルセデス・ベンツは10日、2022年の乗用車販売台数が前年比1%減の205万台だったと発表した。新型コロナウイルス関連措置やサプライチェーン(供給網)のボトルネックが影響した。
それでも第4・四半期は物流や供給網の問題が改善したことから販売台数が17%増加。バッテリー電気自動車(BEV)の販売は通年で124%増の11万7800台となった。
上級車種「マイバッハ」の需要が特に好調で、通年の販売台数は37%増加。中国、日本、韓国、中東で伸びた。
主要地域で前年から販売が減ったのは中国のみで1%減少。欧州は1%、北米は3%、それぞれ増加したが、その他の地域はロシア事業停止などの影響で27%減となった。
最も低価格の車種は主に供給網の問題で販売が10%減少した。
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