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米メルクの血管難病薬、後期臨床試験で患者の運動能力向上

 米製薬大手メルクは6日、難病の肺動脈性肺高血圧症(PAH)の治療薬「ソタテルセプト」について、後期臨床試験で患者の運動能力を高める効果を示したと発表した。同社ロゴの資料写真(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[6日 ロイター] - 米製薬大手メルクは6日、難病の肺動脈性肺高血圧症(PAH)の治療薬「ソタテルセプト」について、後期臨床試験で患者の運動能力を高める効果を示したと発表した。

ソタテルセプトと基礎療法を組み合わせた試験で、プラセボ(偽薬)を投与した患者に比べ、6分間の歩行距離が約40.8メートル延びた。

試験ではまた、死亡リスクや症状の臨床的悪化など9つの2次目標のうち8つで大幅な改善が見られた。

メルクは2021年、米バイオ医薬品会社アクセレロン・ファーマを115億ドルで買収した際に同薬を入手した。

JPモルガンのアナリスト、クリス・ショット氏は、データは同社の想定を上回り、ソタテルセプトはPAHの定番の追加療法として認められるはずだとの見方を示した。同薬のピーク時の売上高については30億─40億ドルを見込んだ。

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