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米メルク、前立腺がんを対象とするキイトルーダ併用療法の試験中止

 2月28日、米製薬大手メルクは、同社主力のがん免疫療法「キイトルーダ」とアンドロゲン除去療法および前立腺がん治療薬「イクスタンジ」を併用する前立腺がん治療の後期臨床試験について、中間データで主要目標を達成できそうもないため中止したと発表した。ニュージャージー州ケニルワースで2021年撮影(2023年 ロイター/Andrew Kelly)

[28日 ロイター] - 米製薬大手メルクは28日、同社主力のがん免疫療法「キイトルーダ」とアンドロゲン除去療法および前立腺がん治療薬「イクスタンジ」を併用する前立腺がん治療の後期臨床試験について、中間データで主要目標を達成できそうもないため中止したと発表した。同社が前立腺がんの治験を中止するのは3回目。

中間データによると、治療効果のない進行性前立腺がん患者にこの併用療法を実施したところ、プラセボ(偽薬)群と比べて生存期間を延ばしたり、病状の悪化を遅らせたりする効果が見られなかった。

また併用療法を受けた患者群では、プラセボ群と比べて重い副作用の発生する率が高かった。

イクスタンジは米製薬大手ファイザーとアステラス製薬が共同開発した。

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