September 23, 2013 / 12:55 PM / 5 years ago

独首相が社会民主党との連立協議開始、他党も排除せず

[ベルリン 23日 ロイター] - 22日に投開票された独連邦議会(下院)選挙で勝利したメルケル首相は23日、連立政権樹立に向け、最大野党の社会民主党(SPD)と第1回目の協議を行ったことを明らかにした。

9月23日、たメルケル首相は連立政権樹立に向け、最大野党の社会民主党(SPD)と第1回目の協議を行ったことを明らかにした。ベルリンで23日撮影(2013年 ロイター/Fabrizio Bensch)

他の政党との協議も排除しないとしている。

22日の選挙では、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が第1党となり、メルケル氏の続投が決まった。

選挙から1夜明けた23日、メルケル首相は記者会見で、「すでにSPDのジグマル・ガブリエル党首と1回目の協議を行った」と述べた。ガブリエル党首は、まずSPD内で27日に幹部の会合を開く必要があるとの立場を示したという。

アナリストは、メルケル首相が2005─09年に率いた大連立を繰り返す事態を避けたい一部のSPD議員が強硬姿勢をとる公算が大きいことを考えると、連立政権樹立までに2カ月を要する可能性もあるとみている。05─09年の大連立はSPDにとって左派の支持者を多く失う結果となった。

大連立への抵抗が強いSPD左派系議員を統括するラルフ・シュテグナー氏は「極めて長い道のりになるだろう」と述べた。

SPDのガブリエル党首は、連立に応じる条件として保守系与党に何を求めるかとの記者団の質問に対し、代償を払う用意があるかCDUに先に聞くべきだと答えた。

SPDは法定最低賃金引き上げや富裕層増税に加え、財務相や外相などのポストを要求する可能性もある。

同党関係者は「SPDは(大連立の)価値を吊り上げる可能性がある」とし、「迅速な連立樹立はない」と語った。

メルケル首相はガブリエル氏と合意できない場合、90年連合・緑の党に協議の軸足を移す可能性がある。CDU支持者の中にはSPDよりも90年連合・緑の党との連立を好む向きもあるが、90年連合・緑の党側がメルケル氏との連立に消極的な可能性もある。

いずれの党とも連立で合意できない場合、可能性はきわめて低いものの、少数与党政権の発足か再選挙という事態に追い込まれる。

JPモルガンのエコノミストは、SPDとの連立が誕生する確率を70%、90年連合・緑の党との連立の可能性は25%、メルケル氏の少数与党政権や、SPDと左派党および90年連合・緑の党による左派政権といったその他の確率は5%と予測している。

世論調査によると、独有権者の多くは保守系とSPDが再び大連立を組むことを望んでいる。ユーロ圏諸国も、メルケル首相の緊縮路線がSPDとの連立によって和らぐことを期待している。

*内容を追加して再送します。

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