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サッカー=バルサ、メッシとの新契約巡り財務規制が壁に

 サッカーのスペイン1部、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は1日、フリーエージェントとなったアルゼンチン代表リオネル・メッシ(写真)に対し新契約のオファー提示を試みているものの、リーグの財務規制措置により頓挫していると述べた。スペインのセビリアで4月撮影(2021年 ロイター)

[バルセロナ 1日 ロイター] - サッカーのスペイン1部、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は1日、フリーエージェントとなったアルゼンチン代表リオネル・メッシに対し新契約のオファー提示を試みているものの、リーグの財務規制措置で頓挫していると語った。

メッシは2000年、13歳でバルセロナに入団。21年間にわたって同クラブ一筋を貫き、数々のトロフィーを手にし、クラブ最多得点も記録している。しかし、昨年8月に退団の希望を表明。最終的にはもう1シーズンプレーすることで合意に至ったが、6月30日の契約満了までに延長しなかったため、フリーエージェントとなった。

スペインのエル・ムンド紙が1月に報じたところによると、メッシはスポーツ界で世界最高額の契約をバルセロナと結んでいた。

ただ、サッカークラブの長者番付リスト「デロイト・フットボール・マネーリーグ」によると、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響で、バルセロナの昨年の収入は1億2500万ユーロ(約165億円)減少。

スペインリーグでは2013年から財務規制措置が導入され、各クラブの収入に応じて、シーズンごとに選手やコーチングスタッフに支出できる金額の上限が定められているため、バルセロナがメッシとの新契約を成立させるためには、選手への給料をさらに削減する必要がある。

ラポルタ会長はスペインラジオ局「オンダセロ」に対し、「順調だ。彼は残留を望んでいるし、それを実現できるよう私たちはあらゆる努力をしている。しかし、財政面において公平を保つためにバランスを取らなければならない」とコメント。「多くの選択肢があり、今は双方にとってどれが最善なのかを考えているところ。彼に可能な限り競争力のあるチームを与えたいと思っている」と続けた。

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