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米メタ、生成AIを研究者向けに公開 開発競争が加速

 メタ・プラットフォームズは24日、情報を要約したりコンテンツを生成できる、AI(人工知能)を使った言語モデルを研究者らに公開すると発表した。写真は2021年10月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

[24日 ロイター」 - メタ・プラットフォームズ<META. O>は24日、情報を要約したりコンテンツを生成できる、AI(人工知能)を使った言語モデルを研究者らに公開すると発表した。

文書や画像を作り出す生成AIを巡っては、米マイクロソフトが昨年末に米新興企業オープンAIが開発したチャットボット「チャットGPT」を公開したのに続き、米グーグルの持ち株会社・アルファベットや中国のネット検索大手、百度(バイドゥ)も自社サービスを発表するなど、開発競争が過熱している。

メタが公開するAIは、大規模言語モデル「LLaMA(Large Language Model Meta AI)」。同社はブログで、非商業用のライセンスを研究者のほか政府関係機関や市民団体、学会などに提供するとした。

大規模言語モデルは、大量の文書を処理して情報を要約したり、コンテンツを生成したりできる。質問に対し、人間が書いたかのような文書で回答することもできる。

メタによると、LLaMAは他のシステムに比べて必要な演算能力が「はるかに少なく」、ラテン文字とキリル文字を中心に20の言語で利用できる。

DAデビッドソンのシニアアナリスト、ギル・ルリア氏は、「今回の発表は、将来的な自社製品への生成AIの搭載に向けて、その性能を試す第一段階のように見受けられる」と分析。

「生成AIは、メタにとっては経験が少ない新しい分野だが、将来的なビジネスへの重要性は明らかだ」と述べた。

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