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メキシコ最高裁、中絶を犯罪として罰するのは「違憲」と判断

 メキシコ最高裁判所は9月7日、人工妊娠中絶を犯罪として罰する行為を違憲とする判決を、判事の全会一致で下した。写真は合法で安全な中絶を支持する女性らによるデモ、メキシコ市で2020年2月撮影(2021年 ロイター/Edgard Garrido)

[メキシコ市 7日 ロイター] - メキシコ最高裁判所は7日、人工妊娠中絶を犯罪として罰する行為を違憲とする判決を、判事の全会一致で下した。アルトゥーロ・サルディバル最高裁長官は最も弱い立場にある女性をはじめ全ての女性にとって「重大な分岐点」だと強調した。

判決はメキシコ全土の裁判所が守るべき基準となり、この判決や憲法に違反せずに中絶手術を行った女性を訴追することができなくなる。

これまで州レベルで中絶を非犯罪化する動きが相次いでいたが、大部分の地域では人工中絶を制限する厳しい法制が敷かれており、貧困層を中心に何百人もの女性が各地で有罪判決を受け、収監されている。

最高裁は、今回の判決は過去にさかのぼって適用できないとしたが、一部の弁護士は、既に有罪判決を受けた女性が上訴する可能性が強まったとの見方を示した。

米国では複数の州が最近、女性の人工妊娠中絶の権利を制限する措置を講じており、テキサス州では中絶をほぼ禁じる州法が施行された。メキシコ最高裁の判決を受けて、テキサスなどの州の米国人女性がメキシコに渡り中絶手術を行う可能性もある。

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