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メキシコ予算案、「楽観的」との批判も 政府は反論

[メキシコ市 9日 ロイター] - メキシコのエレラ財務公債相は9日の会見で、前日公表した2021年度予算案に対し、一部で「楽観的」との見方が出ていることについて、「責任ある予測」を行ったと反論した。

政府は前日、緊縮型の予算案を公表。格付け会社ムーディーズは、緊縮型のアプローチは「持続不可能だ」との認識を示した。[nL4N2G5498]

BBVAのアナリスト、Carlos Serrano氏は「楽観的な予測に基づいている。特に経済成長と原油生産の予測がそうだ」とし「経済成長が、政府予測ではなく、市場予測に沿った水準となり、原油生産が回復しなければ、赤字になるだろう」との見方を示した。

ムーディーズのソブリンリスク担当アナリスト、Ariane Ortiz-Bollin氏は、緊縮型の予算となったことで、債務水準よりも経済成長を懸念していると指摘。「これは持続不可能だ。毎年、これを繰り返すことはできない」と述べた。

予算案では、今年の経済成長率をマイナス8%と予測。メキシコ中銀は、最悪のケースでマイナス13%になると予測している。

ロペスオブラドール大統領とエレラ財務公債相は、国内経済について、欧米のような大規模な景気対策を打ち出せるような状況ではないと主張。財務の健全性を保つため、新たな借り入れを拒否している。

ただ、メキシコ経済は1930年代の大恐慌以降で最悪の景気後退に直面しており、大手・中小企業からは支援を求める声が出ている。

エレラ財務公債相は、予算案の経済予測では新型コロナウイルスのワクチン開発を前提にしていないが、国内経済は今後も新型コロナ危機の影響を受けると予想。

「ワクチンがない間は、異例の経済情勢が続くだろう」との見方を示した。

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