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メキシコ、緊縮型予算案を発表 大型景気対策盛り込まず

9月8日、メキシコ政府が議会に提出した2021年度予算案は、歳出を抑えた緊縮型の予算となった。写真はエレラ財務公債相。メキシコシティで3月撮影(2020年 ロイター/Luisa Gonzalez)

[メキシコ市 8日 ロイター] - メキシコ政府が8日、議会に提出した2021年度予算案は、歳出を抑えた緊縮型の予算となった。

医療・社会保障やインフラ分野で一定の支援策を盛り込んだが、エレラ財務公債相は、新型コロナウイルスの流行を受けて先進国のような大型景気対策を打ち出せば、財政が破綻すると表明。「国民全員に資金を支給できればよかったが、これが現実だ」と述べた。

同相は、公共医療部門や、道路建設などのインフラ部門が実質ベースでプラス成長になり、雇用の創出につながるとの見通しを示した。

年内の新税導入や増税を見送る方針も改めて示した。

ウェブサイトに掲載された予算案によると、債務の対国内総生産(GDP)比率は2021年末までに引き下げる。

年金など一部の社会保障費は増額するが、2020年の歳入の伸びは6.4%にとどまる見通しという。

利払い費を除いた基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字は2021年にゼロとなる見通し。経済成長率の予測は約4.6%。

メキシコ産業開発・経済成長研究所のホセルイス・デラクルス所長は「経済の再活性化よりも、財政規律を目標にしているようだ。政府は、これ以上の債務拡大を回避する非常に強い決意を示すことを重視している」と述べた。

メキシコ中銀は、2020年の経済成長率がマイナス13%に達する可能性があると予測。2021年については1.3-5.6%のプラス成長を見込んでいる。

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