[メキシコ市 9日 ロイター] - メキシコのロペスオブラドール大統領は9日、アルトゥロ・エレラ財務公債相を次期中央銀行総裁に指名した。
ロペスオブラドール大統領はこれまでに、今年末に任期が切れるディアス・デ・レオン総裁を再任せず、次期総裁に「社会的視点」を備えた人物を起用する方針を示していた。
エレラ氏は世界銀行などでの勤務を経て、2019年7月に財務公債相に就任。ロペスオブラドール大統領の意向に従い、緊縮的な財政政策を実施した。
エレラ財務公債相の後任にはエコノミストのロヘリオ・ラミレス・デラ・オー氏を指名。同氏は、24年までの任期を通して健全な財政バランスを目指すと表明した。
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