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メキシコ当局、暗号資産リスクに警鐘 金融機関の扱い禁止

[メキシコ市 28日 ロイター] - メキシコの金融当局は28日、国内で暗号資産(仮想通貨)は違法であり、現行法で通貨とみなされておらず、暗号資産を扱う金融機関は罰則の対象になると発表した。

メキシコの資産家リカルド・サリナス氏は27日、自身の銀行、バンコ・アステカがビットコインを受け入れる可能性があると述べており、当局の発表はこれに対応したものとみられる。

サリナス氏はツイッターに「私はビットコインの使用を勧める。私の銀行がビットコインを受け入れるメキシコで最初の銀行となるため取り組んでいる」と投稿した。

同氏は昨年、流動性の高い資産の約10%はビットコインに投資していると明かしている。

メキシコ中央銀行と財務省、銀行規制当局は共同声明で「メキシコの金融機関はビットコインやイーサ、XRPなどの仮想通貨を使った業務を行ったり、一般に提供したりすることを許可されていない。仮想通貨と金融システムの健全な距離を保つことが理由だ」と説明した。

さらに、国内の金融機関は暗号資産取り扱いに関連したリスクが顧客に及ぶことを回避しなければならないとしている。

エレラ財務相も記者会見で、暗号資産は国内金融システムで使用が禁止されており、近い将来解禁されることはないと強調した。

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