November 1, 2018 / 1:27 AM / 20 days ago

フィッチがメキシコ格付け見通しをネガティブに変更、ペソ下落

 10月31日、フィッチ・レーティングスは、メキシコの格付け見通しを「ネガティブ」に変更し、次期政権の政策を巡る懸念から格付けを引き下げる可能性があるとの見方を示した。写真はメキシコ・ペソ紙幣。1月にシウダー・フアレスで撮影(2018年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)

[メキシコ市 31日 ロイター] - フィッチ・レーティングスは31日、メキシコの格付け見通しを「ネガティブ」に変更し、次期政権の政策を巡る懸念から格付けを引き下げる可能性があるとの見方を示した。

格付けは「BBBプラス」に据え置いた。

ロペスオブラドール次期大統領が29日、すでに巨額の資金が投じられた首都メキシコ市の新空港建設中止を表明したことを受けて見通しを変更。次期政権下で、石油・ガス部門の民間資本開放などの経済改革が頓挫したり、成長を妨げる政策を導入したりする恐れもあると分析した。

フィッチの発表を受けメキシコペソMXN=は対ドルで2%下落。終値は約1.4%安となった。月間では8.7%近く値下がりし、トランプ氏が米大統領選を制した2016年11月以来の大幅安となった。

フィッチのメキシコ担当アナリスト、チャールズ・セビル氏はインタビューで、メキシコ市の新空港建設中止決定は「市場にショックを与えた」と指摘。

ロペスオブラドール次期大統領は与党が実施した非公式な国民投票の結果を踏まえて建設中止を決めているが、国民投票で反対票を投じた参加者の数は有権者全体の1%未満にとどまったほか、公平性を確保するための選挙管理が欠如していたとの批判がある。

セビル氏は「他の事業についても国民投票を実施する可能性があるとの指摘もあり、そうなればさらに不透明感が高まる」とした。 

為替取引のオンラインブローカーOANDAのアナリスト、アルフォンソ・エスパルザ氏は、空港建設中止の発表を受けて大型投資や資金フローに関する不確実性が浮上し、平和的に実施されたメキシコ大統領選や北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉妥結の好影響を打ち消したと指摘。「ペソにとっては非常に悪いタイミングだった」とした。

フィッチのセビル氏は、格付け見通しの「ネガティブ」への変更は、向こう2年で格下げを行う確率が「五分五分」であることを意味していると述べた。

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