July 9, 2019 / 9:25 PM / 13 days ago

メキシコ財務相が辞任、政権の「過激」な経済政策に反発

[メキシコ市 9日 ロイター] - メキシコのウルスア財務公債相が9日、辞任した。政権の「過激」な経済政策が理由としており、ロペスオブラドール大統領にとっては痛手となる。

同相はツイッターで公表した辞表で「多くの経済問題を巡り意見の相違がある。十分な根拠もなく公共政策の決定がなされている」と指摘。「経済政策は常に根拠に基づき、潜在的な影響を慎重に考慮するとともに、極右的でも極左的でもないものであるべきだと私は確信している」とし、「こうした信念は政権内で共感を呼ばなかった」と説明した。

政府の有力者が指名した一部の省当局者人事について、利害衝突があるとも指摘したが、詳細は明らかにしなかった。

ウルスア氏辞任のニュースを受け、メキシコペソは2%超急落。メキシコ主要株価も約1.5%下落した。ただ、ロペスオブラドール大統領が後任に経済運営で定評のあるエレラ財務次官を充てる人事を発表したことを受け、ともに下げ幅を縮小した。

ゴールドマン・サックスは投資家向けノートで、ウルスア氏の辞任は「予想外でマイナスの動き」と指摘。メキシコ政権内で「政策や人間関係を巡りかなりの摩擦」が存在することを示唆しているとの見方を示した。

ゴールドマンの中南米リサーチ責任者は後任のエレラ氏について「市場参加者と良好な対話関係を持つ知名度の高い人物であり、独善的とはみられていない」と評価した。

ただ「ウルスア氏が辞表で記した異例の内容を踏まえると、経済政策運営の最終的な統括者が誰かという疑問がくすぶる」と述べた。

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスはリポートで、ウルスア氏の辞任は経済政策決定を巡る政権内の対立を浮き彫りにしていると指摘した。

エレラ氏を後任に充てる人事については、当座の懸念を和らげ、金融市場への影響を抑えるとの見方を示した。

*内容を追加しました。

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