[26日 ロイター] - 格付け会社S&Pグローバル・レーティングは26日、メキシコの格付けを「BBBプラス」から「BBB」に引き下げ、見通しは「ネガティブ」とした。新型コロナウイルスの感染拡大や原油価格の急落で経済への打撃が予想され、政府による景気支援の必要性が高まると指摘した。
S&Pは、新型ウイルスや原油価格による顕著な衝撃が、すでに軟調なメキシコ経済をさらに悪化させるとの見方を示した。
2020年の国内総生産(GDP)成長率はマイナス2─2.5%と予想。21年にはプラス2%強に回復するとの見通しを示した。
格下げを受け、メキシコペソMXN=は対ドルで1.6%超下落した。
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