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ムーディーズ、ペメックスを「ジャンク債」に メキシコも格下げ

 格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは17日、経済見通しの悪化を理由にメキシコ国債の信用格付け見通しを「A3」から「Baa1」に引き下げた。2月、タマウリパス州で撮影(2020年 ロイター/Daniel Becerril)

[メキシコ市 17日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは17日、経済見通しの悪化を理由にメキシコ国債の信用格付け見通しを「A3」から「Baa1」に引き下げた。また巨額債務を抱える国営石油会社ペメックスの格付けも「Baa3」から投資不適格級(ジャンク債)となる「Ba2」に引き下げた。

ムーディーズは、ロペスオブラドール政権の対応について、「メキシコの経済的難局とペメックスの財政・操業をめぐる問題に効果的に対処するには不十分だ」と指摘した。 ペメックスの債務残高は1050億ドル以上に上る。

フランクリン・テンプルトンのポートフォリオマネジャーは、ぺメックス債から大幅な資金流出が近く起きると予想した。

ぺメックスの格付けをジャンク級に引き下げた大手格付け会社はフィッチに続き2社目。投資適格級の資産を運用する機関投資家によるぺメックス債の投げ売りが引き起こされる可能性が高い。大手3社の一角を占めるS&Pグローバル・レーティングは3月にメキシコのソブリン格付けとぺメックスの格付けをともにBBBに引き下げ、ぎりぎりではあるが投資適格級に維持した。

ブラジル国営石油会社ペトロブラスが2015年に410億ドル相当の社債をジャンク級に引き下げられた際は、借り入れコストが1年で16億ドルから88億ドルに跳ね上がった。

メキシコ財務省は格下げに即座に反応し、政府は引き続き国内外の市場で好条件で資金調達できていると表明した。

ぺメックスは文書で、新型コロナウイルスの感染拡大や世界経済の見通し悪化、原油安、資産価格の下落が格下げにつながったと指摘。「これら要因の信用力への影響は前例がないもの」とした。

*内容を追加しました。

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