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メキシコ大統領、テスラが新工場建設と発表 投資額50億ドル超

メキシコのロペスオブラドール大統領は28日、米電気自動車(EV)大手テスラがメキシコ北部に新工場を建設すると発表した。関係筋によると、初回の投資額は約10億ドル相当で、最終的な投資総額は100億ドルに達する可能性がある。写真は2月28日、メキシコ市で行った記者会見でテスラの工場建設計画について明らかにするメキシコのロペスオブラドール大統領(2023年 ロイター/Mexico's Presidency/Handout via REUTERS)

[メキシコ市 28日 ロイター] - メキシコのロペスオブラドール大統領は28日、米電気自動車(EV)大手テスラがメキシコ北部に新工場を建設すると発表した。政府高官によると投資額は50億ドルを超える見通し。

ロペスオブラドール大統領は詳細には踏み込まなかったものの、テスラの投資を「自動車工場」と説明。「非常に大規模」になるとし、「かなりの投資と多くの雇用を意味する」と述べた。バッテリー生産への投資の可能性はまだ決定しないとした。

また、先週に行われた協議に続き、27日にメキシコ政府がテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)と電話協議を行い、合意に至ったと明らかにした。

メキシコ政府は、テスラは3月1日に計画の詳細を発表する可能性が高いとしている。マスク氏は数カ月前から新工場を発表すると述べており、3月1日に開催される「インベスター・デイ」のイベントで、拡張計画や次世代車両プラットフォームなどについて話す予定。

メキシコ当局者は、テスラは電動トラック「セミ」やスポーツカータイプのEV「ロードスター」などを製造する「ギガファクトリー」を建設すると予想。地元当局者は、新工場は北部モンテレイのサンタ・カタリナに建設されるとしている。

メキシコのデルガド外務次官は、テレビ番組でテスラの投資について「50億ドルを超える」と述べ、国内外向けに年間約100万台の自動車を生産する計画だと説明した。

関係筋によると、初回の投資額は約10億ドル相当で、最終的な投資総額は100億ドルに達する可能性がある。

テスラからコメントは得られていない。テスラは米国ではカリフォルニア、テキサスの2州、国外ではドイツ・ベルリンと中国・上海に自動車工場がある。

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