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米独禁当局、アマゾンのMGM買収を調査へ=関係者

 6月22日、米独占禁止当局の連邦取引委員会(FTC)がアマゾン・ドット・コムによるメトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)ホールディングスの買収を調査することが分かった。米ビバリーヒルズのスタジオで先月撮影(2021年 ロイター/Mario Anzuoni)

[ワシントン 22日 ロイター] - 米独占禁止当局の連邦取引委員会(FTC)が、米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コムによる米映画制作大手メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)ホールディングスの買収を調査することが22日、分かった。

関係筋が明らかにした。新たにFTC委員長に就いたリナ・カーン氏は、アマゾンに批判的な立場で知られる。

FTCの調査については、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが最初に報じていた。

アマゾンは5月、英国人スパイのジェームズ・ボンドが活躍する「007」シリーズなどを手掛けるMGMを84億5000万ドルで買収すると発表。映画やテレビ番組のラインアップを増やし、動画配信で競合するネットフリックスやウォルト・ディズニーに対抗しようとしている。

カーン氏は6月15日付でFTC委員長に就任。2017年に米エール大法科大学院のジャーナルに執筆した論文「アマゾンの反トラストの逆説」は高い評価を受けた。同論文は、価格に焦点を当てた伝統的な反トラスト法(独禁法)は、アマゾンが生み出す反トラスト上の損害を特定するには不十分だと指摘した。

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