December 18, 2018 / 11:47 PM / 3 months ago

米マイクロン、9ー11月売上高と12─2月見通しが予想下回る

[18日 ロイター] - 米半導体大手マイクロン・テクノロジー(MU.O)が18日公表した第2・四半期(12─2月)の業績見通しは市場予想を下回った。携帯電話やコンピューターへの需要減速を受けたメモリーチップの供給過剰が影響した。

 12月18日、米半導体大手マイクロン・テクノロジーが公表した第2・四半期(12─2月)の業績見通しは市場予想を下回った。写真は同社のロゴマーク。2015年7月撮影(2018年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

同時に発表した第1・四半期(9─11月)決算も、メモリーチップの価格下落が響いて売上高が市場予想を下回った。

マイクロンは、業界全体の生産が需要を上回るとの見通しを示し、メイロトラ最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会見で、価格の下落を食い止めるため、マイクロンは「自社の生産削減について断固とした対応をとる」と述べた。

また、インタビューでは「健全な収益性を実現するため、需要に合わせて生産を最適に調整する方法を常に検討している」と強調した。

ただ、短期的には供給過剰がマイクロンの業績を圧迫する。同社は12─2月期の売上高を57億─63億ドル、粗利益率を50─53%と予想。リフィニティブI/B/E/S業績予想はそれぞれ73億ドルと55%だった。

業績見通しの公表を受け、株価は引け後の取引で一時8.5%急落し、その後2.8%安まで戻した。

サミット・インサイツ・グループのアナリスト、キンガイ・チャン氏は「末端市場の需要が一段と弱まれば、状況がさらに悪化する可能性もある」との見方を示した。

半導体業界はDRAMとNANDの供給過剰による価格下落に直面しており、マイクロンは次世代チップへの投資拡大で状況を克服しようとしている。アップル(AAPL.O)などのスマートフォン向けの主要サプライヤーは、需要減を理由に軒並み売り上げ見通しを引き下げた。

メイロトラCEOは電話会見で、売上低迷の原因として顧客であるデータセンターの「在庫調整」に言及した。

一部の半導体メーカーは、米政府による対中貿易関税発動前の数カ月間に需要が拡大したと指摘しており、アナリストはデータセンターによる駆け込み発注が背景と推測している。

メイロトラCEOは「逆風は今後数四半期続くだろう。一部のクラウド企業は過去2年大幅な成長を遂げ、今はそれを消化している」と述べた。

スタイフェルのアナリスト、ケビン・キャシディ氏は、マイクロンが過去のように市場シェア拡大のために値下げするのではなく、生産削減で対応しようとしているのは正しい判断だと指摘し、「市場シェア拡大より収益性を優先した対応だ」との見方を示した。

9─11月の粗利益率は59%。米中貿易摩擦によって約0.5%ポイント押し下げられたとした。粗利益率へのマイナス影響は同社が9月に示した見通しの下限にとどまった。

国際事業担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントのマニッシュ・バーティア氏はインタビューで、同社製品に対する米国の関税で想定される影響への対応は予定より早く進んでいるとコメント。「米国向けに中国で製造していた製品を速やかに中国国外の工場に移した」と述べた。

9─11月の同社帰属純利益は32億9000万ドル(1株2.81ドル)。前年同期は26億8000万ドル(同2.19ドル)だった。

特別項目を除く1株利益は2.97ドルと、リフィニティブのアナリスト平均予想である2.96ドルをかろうじて上回った。

純売上高は16%増の79億1000万ドル。アナリスト予想は80億2000万ドルだった。

*内容を追加しました。

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