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マイクロソフトの4─6月期、利益が過去最高 クラウド事業好調

[27日 ロイター] - 米マイクロソフトが27日発表した第4・四半期(4─6月)決算は、利益が過去最高を更新し、利益と売上高はともに市場予想を上回った。新型コロナウイルス禍を背景に広がった在宅勤務や遠隔授業を追い風に、クラウドサービスへの需要が拡大した。

7月27日、米マイクロソフトが27日発表した第4・四半期(4─6月)決算は、売上高が市場予想を上回った。新型コロナウイルス禍を背景に広がった在宅勤務や遠隔授業を追い風に、クラウドサービスへの需要が拡大した。写真は2015年7月撮影(2021年 ロイター/Mike Segar)

ただ、世界的な半導体不足の影響でパソコン販売は減少した。

同社がクラウドサービス「アジュール」の業績拡大が今後も続くとの見通したことを受け、時間外取引で株価は0.7%上昇した。

同期の売上高は21%増の462億ドルで、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の442億4000万ドルを上回った。

1株当たり利益は2.17ドルと、予想の1.92ドルを上回った。

ウェドブッシュ証券のダニエル・アイブス氏は、マイクロソフトが示した見通しは「とてつもなく強い内容で、クラウド事業の成長物語がより高いギアに入ったことを示している」と述べた。

インテリジェントクラウド事業の売上高は30%増の174億ドル。アジュールの売上高は51%増。ビジブル・アルファのデータによると、アナリストはアジュールの売上高が43.1%増になることを見込んでいた。

パソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」やゲーム機「Xbox」などを含むパーソナルコンピューティング事業の売上高は9%増の141億ドルだった。

ただ、世界的な半導体不足の影響も見られた。

エイミー・フード最高財務責任者(CFO)はアナリストとの電話会見で、OEM(相手先ブランドによる生産)の収入が3%減少し、パソコン「サーフェス」の売り上げは20%減だったと説明。「需要は好調だったが、どちらも大幅な供給制約の影響を受けた」とした。

ウェドブッシュのアイブス氏は、半導体不足がハードウエア販売に制約を加えることで、Xboxのコンテンツとサービスの収入減の要因にもなった可能性があると指摘した。また、「マイクロソフトで出遅れている部門をあえて挙げるなら、消費者向け部門だ」とした。

インベスティング・ドット・コムのシニアアナリスト、ハリス・アンワー氏は「ほぼ全ての部門で業績が予想を上回り、極めて良好な決算内容だった」と述べ、アジュールや業務ソフト「オフィス」、ソフトウエア製品への需要が堅調だったと指摘した。

その上で、マイクロソフトの株価は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まってからも大幅に上昇しているが、パンデミック後の需要については不透明で、株高が一服する可能性があるとの見方を示した。

マイクロソフトの時価総額は2兆2000億ドル近くに達しており、株価は割高との見方も出ている。26日終値時点で年初来上昇率は約30%で、S&P500種指数の18%を上回っている。

また、PPフォーサイトのアナリスト、パオロ・ペスカトーレ氏は、Xboxのコンテンツとサービスによる収入が減少したことについて、パンデミックを受けたゲーム需要の高まりは失速し始めている可能性があるとの見方を示した。

マイクロソフトはビジネスSNS(交流サイト)「リンクトイン」の力強い業績拡大を予想。4─6月期は堅調な広告需要と労働市場の回復の恩恵を受けた。

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