[ワシントン/国連 3日 ロイター] - 米国務省のカービー報道官は3日、シリア情勢の打開に向けたロシアとの協議を中断すると明らかにし、ロシア側が停戦合意における義務を履行しなかったと批判した。
同報道官は、停戦合意下でロシアとの軍事協力のために派遣した人員を撤収させると明らかにした。ただ、シリア国内での偶発的衝突を回避するため、今後もロシア軍との情報交換を続ける方針を示した。
シリア問題担当のデミストゥラ国連特使は3日、声明を発表し、米国がロシアとの協議を停止したことは「非常に遺憾だ」と述べた上で、「国連は終わりのない紛争という運命にシリア国民を置き去りにすることはない」と強調した。
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