July 31, 2019 / 10:59 AM / 3 months ago

独、米のホルムズ海峡有志連合に不参加 「軍事解決ない」=外相

[ベルリン/ブリュッセル/ワルシャワ 31日 ロイター] - ドイツのマース外相は31日、ドイツは米国が目指すホルムズ海峡の航行の安全確保に向けた有志連合に参加しないと表明した。

ドイツのマース外相は31日、ドイツは米国が目指すホルムズ海峡の航行の安全確保に向けた有志連合に参加しないと表明した。ベルリンで撮影(2019年 ロイター/FABRIZIO BENSCH)

マース外相は「米国が提唱し、計画している取り組みにドイツは参加しない」と表明。同地域の状況は極めて深刻で、すべての対応は事態の悪化を防ぐ方向で実施される必要があると指摘。「軍事的な解決はない」と述べた。

これに先立ち独政府報道官は、米国の有志連合への参加を表明していないと明らかにしていた。

駐ドイツ米国大使館は30日、フランスや英国とともにドイツも有志連合に参加するよう正式に要請したと明かした。

独政府の報道官は閣議後、「政府は米国の提案に慎重で、参加についてはまだ表明していない」と指摘。さらに、ドイツは外交的な手法でイランとの緊張緩和を目指しているとし、「米国主導の有志連合への参加によって、それが困難になる可能性がある」と述べた。

クランプカレンバウアー新国防相も、米国からの要請を精査しているとし、最終的な決定には至っていないことを示唆した。

これに先立ち、ショルツ副首相兼財務相は有志連合への参加に難色を示していた。

ショルツ氏は独ZDFテレビに対し「わたしは非常に懐疑的だ。他の多くの人々も同じだと思う」と語った。

ショルツ氏は、ホルムズ海峡周辺で軍事的緊張が高まるのを避けることが重要だと指摘。有志連合構想はより大規模な紛争に発展するリスクをはらむとして「良い考えとは思わない」と述べた。

メルケル連立政権を支えるショルツ氏の社会民主党(SPD)内では、有志連合参加に反対する声が多い。

ショルツ氏は、イランの核兵器開発を阻止するには国際的な核合意が最善の選択肢というドイツ政府の立場は変わっていないと説明。

米国の要請について、連立与党が同じ見解を共有しているのか、という質問に「そういう印象を持っている」と述べた。

メルケル首相の出身母体であるキリスト教民主同盟(CDU)のレットゲン議員は、米国主導の有志連合にドイツは参加すべきでない、との見解を示した。

下院外交委員会の委員長であるレットゲン氏はZDFテレビに対し「この状況は欧州の対応を必要としている」とし「有志連合への参加拒否に代わる選択肢は、何もしないことではなく、欧州としてのミッションだ。英国が米国の側につけば、英国抜きで編成することになる」と語った。

*内容を追加しました。

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