July 29, 2019 / 12:43 AM / a month ago

核合意巡る緊急会合、イランは「建設的」と評価 履行停止は継続

[ウィーン 28日 ロイター] - 中東情勢の緊張やイランによる核合意履行停止を受けて同国と西側の対立が激化する中、核合意の締結国である英国、ドイツ、フランス、ロシア、中国がイランと28日、緊急会合を開いた。

イランのアラグチ外務次官は会合について、建設的だったとした上で、未解決の問題があり、欧州諸国が合意を存続できなければイランは履行停止を継続すると表明した。

同次官はウィーンでの会合後、記者団に対し「建設的な雰囲気だった。協議は有益だったが、すべて解決したとは言えない。多くの約束がある」と指摘。

「われわれはこれまでに表明している通り、欧州が合意に基づくイランの利益を確保するまで、引き続き履行停止を進める」と述べた。

核合意の締結国は、2018年5月に米国が一方的に離脱しイランへの制裁を再開・強化して以降、合意の維持に向け尽力してきたが、これまでのところ米制裁からイランの貿易を保護する取り組みは具体的な成果を挙げるに至っていない。

イランは米制裁に反発し、核合意の履行を停止。低濃縮ウランの貯蔵量やウランの濃縮度が合意で定められた上限を超えている。

イランの外交筋は、会合前にロイターに対し「われわれがこれまでに取った措置は、合意の他の当事者が義務を完全に履行すれば、逆戻りさせることは可能だ」と述べた。

中国の代表団を率いた外務省当局者、傅聡氏は「すべての当事者が核合意の保護と均衡の取れた方法での実行継続にコミットメントを表明した。すべての当事者が米国による一方的な制裁導入に強い反対を表明した」と述べた。

ホルムズ海峡などでの緊張を巡っては、英国によるイランのタンカー拿捕(だほ)についてアラグチ次官は核合意に違反すると指摘。「(核合意の)参加国はイラン産原油輸出に障害をもたらすべきではない」と述べた。

英国は今月、欧州連合(EU)の制裁に違反したとみられるイランの大型石油タンカーを英領ジブラルタル沖で拿捕。イランはその2週間後の19日、ホルムズ海峡で英船籍のタンカーを拿捕した。

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