[東京 2日 ロイター] - 三菱電機は2日、2022年3月期の連結業績(国際会計基準)予想を下方修正し、営業利益見通しを前年比12.9%増の2600億円に引き下げた。素材価格の上昇や半導体などの需給逼迫が影響し、前回予想から200億円減額した。
IBESがまとめたアナリスト19人の予想2928億円を下回った。
自動車機器を中心に前回予想を下回る。円安が120億円の押上げ要因となるが、素材価格の上昇が130億円、受注の増減・コスト増などが190億円下押しする。
通期の売上高は前年比7.1%増の4兆4900億円、純利益は同8.7%増の2100億円を見込む。いずれも従来予想を100億円引き下げた。
併せて発表した21年4─12月期の連結業績は、営業利益が前年同期比38.1%増の1901億円だった。10─12月期3カ月間の営業利益は前年同期比31%減の523億円だった。受注は堅調ながら、部材の調達難の影響が続いた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」