May 9, 2018 / 10:04 AM / 2 months ago

三菱自、今期営業益予想は前年比12%増 円高を販売増でカバー

[東京 9日 ロイター] - 三菱自動車(7211.T)は9日、2019年3月期の連結営業利益が前年比12.0%増の1100億円になる見込みだと発表した。為替の円高が減益要因となるものの、ASEANや中国などでの販売増でカバーする。

 5月9日、三菱自動車は9日、2019年3月期の連結営業利益が前年比12.0%増の1100億円になる見込みだと発表した。2017年5月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

トムソン・ロイターが集計したアナリスト16人の予測平均値は1115億円で、会社予想はこれとほぼ同水準。

19年3月期の売上高は前年比9.5%増の2兆4000億円、当期利益は同2.2%増の1100億円、1株当たりの配当金は同3円増の20円をそれぞれ見込む。会見した益子修CEOは「収益のV字回復を軌道に乗せるため、信頼回復に取り組む」と述べた。

業績予想の前提となる想定為替レートは1ドル105円(前期実績111円)、1ユーロ130円(同130円)、1タイバーツ3.40円(同3.38円)。池谷光司CFOは、為替の前提は過去6カ月と足元の状況を見て決めたが、ドルに関しては円高局面があり得るため「堅めにみた」という。営業利益ベースでは、為替影響は全体で310億円の悪化要因になるという。

一方、19年3月期の小売台数は前年比14%増の125万台を計画する。インドネシアを中心としたアセアンや中国、北米などで増加を見込む。販売関連が410億円の増益要因になる。

<ルノー・日産の資本構成見直し、益子CEOは明言避ける>

仏ルノー(RENA.PA)、日産自動車(7201.T)、三菱自の3社連合は3月、重点部門の機能統合を加速するプロジェクトを開始すると発表。購買、研究・開発、生産・物流で機能統合を深化するとしている。

ルノーと日産自の間では資本構成の見直しが取り沙汰されているが、益子CEOは「いろいろな思いをもった人がいるので、いろいろな意見が出てくる」と明言を避けた。その上で、3社の提携のあり方については「経営、ブランド、マーケティングは独立している。それぞれの経営者が責任を持って経営していく中でアライアンスを最大限生かしていくのがいい」と述べた。

先日、中国政府は、海外の自動車メーカーが現地の合弁事業に50%までしか出資できないとする規制を2022年までに段階的に撤廃する方針を示したが、益子CEOは「現状に特別不自由を感じているわけではない。(外資規制の緩和で)何か行動を起こそうとは考えていない」とした。

<18年3月期の営業利益は19倍、当期利益も黒字転換>

18年3月期の売上高は前年比15.0%増の2兆1923億円、営業利益は同19.2倍の982億円だった。ASEAN、オセアニア、中国、日本などで販売台販が伸びた。ルノー・日産との提携効果で270億円のコスト低減を図れたという。

燃費不正問題の影響を受けて前期1985億円の赤字だった当期利益も、1076億円の黒字に転換した。

杉山健太郎

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below