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三菱自、通期売上高を下方修正 アジアでの販売不振で
2016年2月3日 / 10:32 / 2年後

三菱自、通期売上高を下方修正 アジアでの販売不振で

[東京 3日 ロイター] - 三菱自動車(7211.T)が3日発表した2015年4―12月期連結決算によると、営業利益は前年同期比1.2%増の1020億円だった。タカタ7312.T製エアバッグ部品によるリコール(回収・無償修理)費用が膨らんだが、北米での販売堅調やコスト低減が寄与した。

 2月3日、三菱自動車が発表した2015年4―12月期連結決算によると、営業利益は前年同期比1.2%増の1020億円だった。2015年11月撮影(2016年 ロイター/Issei Kato)

為替変動やアジアでの販売低迷を踏まえ、16年3月期通期の連結業績予想は売上高のみを下方修正した。

4―12月期は、市場措置費用が127億円とかさんでおり、野田浩常務は決算会見で「ほとんど」がタカタ問題のリコール費用であることを明らかにした。ただ、資材費などのコスト削減で営業利益を173億円押し上げるなどし、増益を確保した。同期の販売実績は中国やインドネシア、ロシアなどで減少したが、北米ではスポーツ型多目的車(SUV)「アウトランダー」を中心に好調に推移し、同19%増の10万1000台だった。

4―12月期の売上高は同4.6%増の1兆6620億円だった。米国からの生産撤退に伴う特別損失153億円を計上したことが響き、純利益は同22.2%減の767億円となった。

通期売上高予想は前期比3.6%増の2兆2600億円で、従来の2兆2800億円から200億円引き下げた。想定以上にアジア地域での販売が落ち込んでおり、卸売計画を従来から1万1000台減らしたことなどが背景。

利益予想は従来通りで、営業利益は同8.0%減の1250億円、純利益は同15.4%減の1000億円を見込む。トムソン・ロイターのスターマイン調査によると、アナリスト15人による通期営業利益の平均予測値は1311億円で、会社側予想はこれを下回っている。

通期の市場措置費用は155億円を見込んでおり、野田常務によれば、16年1━3月期もタカタのリコール関連費用を少し織り込んでいるという。一方、米国生産撤退に伴う特別損失に関しては、同年1―3月期にも約30億円を計上する見通し。米国工場では昨年11月に乗用車生産を終了し、従業員約1000人を解雇した。補修用部品の生産はまだ続いており、5月末に従業員約200人を解雇する予定で、この関連費用が17年3月期も発生する見込み。

白木真紀

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