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三井住友銀がシティの国内個人部門を買収、富裕層業務を本格展開
2014年12月25日 / 07:02 / 3年前

三井住友銀がシティの国内個人部門を買収、富裕層業務を本格展開

[東京 25日 ロイター] - 三井住友銀行は25日、米シティグループ(C.N)の国内個人部門を買収すると正式発表した。買収価格は公表していないが、関係筋によると400億円超となる。来年10月をめどに傘下のSMBC信託銀行と統合させ、富裕層ビジネスを強化する体制を整える。

 12月25日、三井住友銀行は米シティグループの国内個人部門を買収すると正式発表した。写真はシティバンクの広告。東京の地下鉄の通路で2011年1月撮影(2014年 ロイター/Yuriko Nakao)

三井住友の車谷暢昭専務は記者団に対して「質の高い顧客基盤の拡充や、豊富な外貨調達がメリット」と買収の狙いを語った。

シティは国内で、シティバンク銀行として法人、個人ビジネスを展開している。三井住友が買収するのはこのうち個人部門で、預金残高2兆4400億円、顧客数約74万人。このうち、約10万人が預金残高1000万円以上だという。拠点数は全国32カ所。預金のうち、外貨預金が約1兆円を占める。長引く低金利で運用環境が悪化し、恒常的な赤字体質に陥っていた。三井住友は従業員約1600人を含めて個人業務を全面的に引き継ぐ。

SMBC信託は2013年に仏ソシエテ・ジェネラル(SOGN.PA)から買収。預り資産は2714億円で、約1500人の富裕層の顧客を持っている。

関係者によると、SMBC信託は統合後、2年間はシティのシステムを利用してシティが提供していた海外ATM(現金自動受払機)サービスなどを利用できるようにする。この間に独自のシステムを構築し、3年目以降は自前のシステムで同様のサービスを提供できるようにする。

車谷専務は、シティと同様のサービスを提供することに加え、SMBC日興証券の投資商品や信託サービスを提供することで収益性を確保すると説明。SMBC信託は「早期の黒字化を図る」と語った。

一方、シティは個人業務を切り離し、法人業務に特化することで収益改善を図る。

*内容を追加しました。

布施太郎、和田崇彦

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