May 9, 2018 / 9:44 AM / 4 months ago

三越伊勢丹HD、今期は減収増益計画 構造改革効果や販管費削減

[東京 9日 ロイター] - 三越伊勢丹ホールディングス(3099.T)は9日、2019年3月期は減収増益を計画していると発表した。店舗閉鎖や事業売却の影響などで売上高は減少するものの、前期までに進めてきた構造改革や販管費削減が増益に寄与する。前期には8期ぶりに赤字となった最終損益も黒字に転換する見込み。

 5月9日、三越伊勢丹ホールディングス<3099.T>は、2019年3月期は減収増益を計画していると発表した。1月撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

連結売上高は前年比5.8%減の1兆1950億円、営業利益は同18.8%増の290億円、純損益は130億円の黒字(前期は9億円の赤字)を計画している。トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト9人の営業利益予測の平均値は254億円で会社計画はこれを上回っている。

杉江俊彦社長は会見で「19年3月期中に構造改革にはめどを付ける」と述べた。

19年3月期は、伊勢丹松戸店の閉鎖や「クイーンズ伊勢丹」の運営会社の株式売却などが売上高減に影響する。

一方、増益要因となる販管費削減は、前期に実施した早期退職効果による人件費減や宣伝費の減少など。ネクストキャリア制度という早期退職については、今期も上期と下期の2回募集を行う予定。今期は特損100億円を織り込んでいるが、杉江俊彦社長は「店舗の減損は前期で終わっており、今期100億円以上に広がることはない。ただ、読めないのはネクストキャリア制度関連の特損。それによって、特損額が上下する可能性がある」と述べた。

構造改革の進展が想定より早かったことを受け、昨年11月には、2021年3月期に達成したいとしていた統合後の最高益350億円は、1年前倒しし、20年3月期の達成を目指す。

構造改革の1年と位置付けた2018年3月期の連結売上高は前年比1.2%増の1兆2688億円、営業利益は同2.0%増の244億円となった。早期退職に伴う費用や百貨店や「クイーンズ伊勢丹」の減損を計上したため、最終損益は9億円の赤字(前期は149億円の黒字)となり、8期ぶりの赤字となった。杉江社長は「18年3月期でできるだけうみ出しをしたいとし、赤字覚悟でやっていた。19年3月期以降、絶対に赤字を出さない」と決意を語った。

清水律子

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