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みずほ銀第三者委報告書の評価はCとD、格付け委「評価できず」
May 30, 2014 / 8:43 AM / in 4 years

みずほ銀第三者委報告書の評価はCとD、格付け委「評価できず」

[東京 30日 ロイター] - 第三者委員会報告書格付け委員会(久保利英明委員長)は30日、みずほ銀行の融資問題に関する第三者委の調査報告書について、「C」と「D」の評価を下した。

 5月30日、第三者委員会報告書格付け委員会は、みずほ銀行の融資問題に関する第三者委の調査報告書について、「C」と「D」の評価を下した。写真は同行のATM。昨年11月撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)

最高評価の「A」から「D」と「F」(不合格)の5段階評価のうち、すべての委員の評価がCまたはDとなり、総じて「評価できない」とする厳しい結果になった。次の格付けの対象には、リソー教育(4714.T)を取り上げることも決まった。

第三者委員会報告書格付け委員会(格付け委)は、不祥事を起こした企業が問題調査のために設置した第三者委員会の発行する調査報告書を格付けする独立機関。社会的な関心が高く、影響力の大きい報告書を取り上げ、約3カ月に1本ずつ調査する方針をとっている。

格付け委の久保利英明委員長は同日、会見し、みずほの子会社であるオリエントコーポレーション(8585.T)が行っていた反社会的勢力の関係者への融資問題について、みずほの第三者委がまとめた報告書の評価をした委員全員が、「突っ込みが浅く(調査)範囲が狭い」という共通の問題点を指摘したことを明らかにした。

第三者委の調査では、みずほがそうした融資を断ち切れなかった「真因」を深く掘り下げるべきだったが、不十分だとしたほか、20日間という調査期間は短すぎるとも指摘した。

融資問題を踏まえ、みずほ銀は昨年10月28日に金融庁に業務改善計画を提出するため、原因分析や再発防止策をまとめる必要があった。このため格付け委は、一定期間で1つの区切りをつけようとしたのは理解できるとした。

    しかし格付け委は、みずほの第三者委は本来、調査依頼を受ける段階で、時間的な制約があることから中間の報告は出すが、最終結果を20日間でまとめるのは難しく、さらに詳しい調査が必要になるといった話をみずほ側とすべきだったのではないか、と指摘した。

    久保利委員長は、金融庁の発表内容の方が第三者委のできなかった問題点を深掘りしている、とも指摘。第三者委の調査が浅かったことを示し、「期待される機能を発揮しなかったのではないか」と話した。

    格付け委は弁護士やコーポレートガバナンスの専門家で構成される。久保利弁護士のほか、国広正弁護士、コンプライアンス問題に詳しい高巌・麗澤大学大学院経済研究科教授など、計9人がメンバーとなっている。

    江本恵美

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