[2日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナーは2日、ジョージア州が定めた投票を巡る新たな制限法への対抗措置として、同州アトランタで予定されていた今季のオールスターゲームとドラフト会議の開催地を変更すると発表した。
ジョージア州は先週、不在者投票における身分証明の厳格化などを定めた制限法を制定。これが黒人やマイノリティー(人種的少数派)を標的にしたものだとの批判を受けていた。
マンフレッド・コミッショナーはオールスターなどの開催地変更について、「スポーツとしてのわれわれの価値を示す最良の方法を取ることを決断した」との声明を発表。「MLBは全ての米国人の投票権を支持し、投票への制限に反対する」と抗議の姿勢を示した。
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