[1日 ロイター] - 米モデルナは中国と2020年から21年にかけて新型コロナウイルスのメッセンジャーRNAワクチンを中国内で販売する交渉に当たってきたが、前提条件として中核的な知的財産を中国に渡すよう求められ、これを拒否していた。その結果、交渉は破談になったという。
1日付英紙フィナンシャル・タイムズが交渉に関わった関係者の話として伝えた。
モデルナ側が技術移転を断ったのは、商業上と安全性の懸念が理由という。同社には今も中国内で販売する意向はあるとしている。
中国は現状で外国のコロナワクチンを一切承認していない。
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