[東京 4日 ロイター] - 財務省は4日、2017年度の一般会計決算見込み額を発表した。好調な企業収益を背景に税収が予算時の想定から1兆0754億円上振れし、国債償還や補正予算の財源となる純剰余金は9094億円に増えた。
歳入では、税収のほか日銀納付金などの税外収入も想定を上回った。日銀が保有している国債の受け取り利息が増え、税収以外の歳入は6541億円上振れした。
一方、予備費や国債費など予算の使い残しが1兆4358億円に上ったため、当初計画した赤字国債の発行を2兆円減額した。
歳出入の差額に復興分の剰余金を加えた純剰余金は3年ぶりに1兆円に迫る規模となった。16年度は3782億円だった。
*内容を追加しました。