[東京 28日 ロイター] - 財務省は28日、物価連動国債の減額を正式発表した。今年4月の発行額を従来の5000億円から4000億円に減額する。
4月から6月の間に計400億円の買入消却を実施することも併せ、需給環境の改善を促す。
物価連動債を減額するのは2013年10月の発行再開後、初めて。原油安で市場のインフレ期待が低下し、マイナス金利政策の導入後も市況は改善しておらず、市場から「需給の不均衡が生じ、流動性プレミアムが拡大している」との声が出ていた。
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