August 1, 2019 / 7:25 PM / 16 days ago

米追加利下げ観測高まる、トランプ氏が対中関税発動発表

[1日 ロイター] - トランプ米大統領が3000億ドル相当の中国製品に対する10%の追加関税を9月1日付で発動させると発表したことを受け、短期金融市場で追加利下げ観測が高まった。米連邦準備理事会(FRB)は7月31日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.00─2.25%に25ベーシスポイント(bp)引き下げることを決定した。

ただ、パウエルFRB議長は今回の利下げについて、貿易を巡る不透明感や世界経済の減速、インフレ低迷に対する保険的な措置で、「サイクル半ばの調整」だと指摘。利下げサイクルの開始ではないとの認識を示した。

DRWホールディングスのアナリスト、ルー・ブライエン氏は、貿易を巡る問題が全面的な貿易戦争に発展すれば、FRBが今後実施する追加利下げはサイクル半ばの調整ではなく、むしろ景気後退を回避するために必要な措置と捉えられるだろうと話した。

市場関係者は追加関税発動によって利下げサイクル長期化の可能性が高まるとみており、米金利先物は、年内あと2回と来年のさらなる利下げの観測を背景に上昇した。

CMEグループのフェドウオッチによると、フェデラル・ファンド(FF)金利先物はFRBが9月に追加利下げに動く確率を70%織り込んでいる。前日終盤は51%だった。

また、年末までに3回の利下げが実施されるとの見方も再び高まっており、確率は60%と、前日終盤の39%から上昇した。

米国債市場では3カ月物US3MT=RRと10年物の利回り格差が1日序盤の1bpから18bpに拡大した。長短利回りの逆転は景気減速の前兆とみなされ、FRBの金融政策が過度にタイトな可能性を示唆するものとされている。

リチャード・バーンスタイン・アドバイザーズのリチャード・バーンスタイン最高経営責任者(CEO)は、「不透明感」がキーワードだと述べ、「不透明感は金融引き締めのように作用し、リスクプレミアムを上昇させるとともに、経済活動を停滞させる」と指摘した。

*内容を追加します。

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