Reuters logo
マネーストックM3、流動性シフトに一服感 16年度は19年ぶり高い伸び
2017年4月13日 / 01:36 / 7ヶ月前

マネーストックM3、流動性シフトに一服感 16年度は19年ぶり高い伸び

[東京 13日 ロイター] - 日銀が13日に発表した3月のマネーストック統計によると、指標となるM3の月中平均残高は1286兆5000億円となり、前年比で3.6%増加した。伸び率は2月から横ばい。普通預金など預金通貨の伸び率が縮小する一方、定期預金など準通貨の減少幅が縮小に転じ、マイナス金利政策を導入してから続いてきた流動性の高い預金への資金シフトの動きに一服感が出ている。

 4月13日、日銀が発表した3月のマネーストック(M2)は前年比4.3%増(2月同4.2%増)となった。2013年2月撮影(2017年 ロイター/Shohei Miyano)

M3の内訳を見ると、預金通貨が同9.5%増と2カ月連続で伸び率が縮小する一方、準通貨は同1.7%減と前月の1.9%減からマイナス幅が縮小した。準通貨の前年比が前月からプラス方向の動きとなるのは2016年1月以来、1年2カ月ぶり。

16年1月に日銀がマイナス金利政策の導入決定して以降、長めの金利の低下とともに定期性預金から流動性の高い預金への資金シフトが続いてきたが、ここにきて一服感が出てきた。

日銀は昨年9月に長めの金利の過度な低下を抑制することも狙いに長短金利を操作対象とする「イールドカーブ・コントロール(YCC)政策」を導入しており、この間の長期金利の下げ止まりが影響している可能性がある。

これまで大幅な減少を続けてきた譲渡性預金(CD)も3月は同5.6%減となり、前月の同14.7%減からマイナス幅が大きく縮小した。

幅広い金融資産を含めた広義流動性は同2.6%増となり、前月から伸びは横ばいだった。M3からゆうちょ銀行などを除いたM2は同4.3%増となり、前月の同4.2%増から伸びが小幅拡大した。

同時に公表した2016年度のM3は3.2%増となり、15年度の2.9%増から伸びが拡大。貸し出しの増加基調などを背景に、1997年度の同3.7%増以来となる19年ぶりの高い伸びとなった。

ほぼ年度を通じて流動性へのシフトが続く中で、預金通貨が同8.8%増となり、定期性預金を全額保護の対象外とするペイオフの一部解禁を控えた2002年度以来の高い伸び率となった。一方、準通貨は同1.2%減となり、2006年度以来のマイナスとなった。

*内容を追加しました。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below