July 4, 2016 / 8:56 AM / 3 years ago

ECB、伊モンテ・パスキに不良債権4割削減求める

[ローマ/ミラノ 4日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は、イタリアの銀行大手モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)に対し、今後3年で不良債権を40%削減するよう求めた。

7月4日、ECBは、イタリアの銀行大手モンテ・パスキに対し、今後3年で不良債権を40%削減するよう求めた。シエナで2014年11月撮影(2016年 ロイター/GIAMPIERO SPOSITO)

モンテ・パスキが4日、声明を発表した。

それによると、ECBはネットでの不良債権を2015年時点の242億ユーロから2018年に146億ユーロ(162億ドル)に削減することを求めている。

2016年の目標は218億ユーロ、2017年の目標は184億ユーロ。

モンテ・パスキは、不良債権比率を2018年までに20%に減らす計画を10月3日までに提出するよう求められたという。

声明を受けてモンテ・パスキの株価は下げ幅を拡大。一時9%超下落し、上場来最安値をつけた。

一連の目標は、ECBがモンテ・パスキに送付した決定書の草案に盛り込まれており、モンテ・パスキは今月8日までにECBに回答する必要がある。目標はECBが今月中に最終決定する。モンテ・パスキは10月3日までに新たな不良債権対応策を提出する必要がある。

ECBはコメントを控えた。

アナリストの間では、モンテ・パスキはECBの要請を受け約40億ユーロの追加償却の必要性に迫られ、このために同行は再度市場から資金を調達するか、政府支援を求めるかする可能性があるとの見方が出ている。

IGの銀行アナリスト、ビンセンツォ・ロンゴ氏は「モンテ・パスキは再び資本増強を迫られるとの見方が出ているが、今回さらに資金を投じる意思のある株主が出てくる可能性はかなり低い」と指摘。「政府が介入する必要がある公算が大きく、この点がイタリア政府と欧州当局との交渉の焦点となっていると見られる」と述べた。

同氏は交渉は難航が予想されるとしながらも、結果はイタリア、および欧州全体の金融システム全体に影響を及ぼすようなものになる可能性があるとしている。

ただ今月29日に結果が発表される欧州の銀行ストレステスト(健全性審査)でモンテ・パスキが不合格になれば、欧州連合(EU)規制に抵触せずにイタリア政府が同行の資本増強に向けた支援を調整することが困難になる恐れがある。

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