[キマナ(ケニア) 11日 ロイター] - ケニアで、マサイ族の少年が成人するための通過儀礼が行われ、数百人が参加した。今年は、戦士を目指す少年が技を競うため隔年で開かれるマサイオリンピックも開催され、草原で槍投げなどの競技が行われた。
戦士になる通過儀礼は、かつては投槍でライオンを仕留めていたが、キリマンジャロの麓に当たる南部などで狩猟によりライオンの数が絶滅危惧レベルまで減っていることを受け、2012年から狩猟の代わりに技を競うマサイオリンピックが始まった。
今回優勝したのは55.7メートルの距離を投げた20歳の青年。
動物保護団体によると、数十年前まで10万頭いたライオンは、現在2万5000頭以下となっている。
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