[17日 ロイター] - モルガン・スタンレーは、大手米銀で初めて富裕層の顧客向けに暗号資産(仮想通貨)ビットコインで資金運用するファンドを提供する。CNBCテレビが17日、事情に詳しい関係者の話として伝えた。
CNBCによると、モルガン・スタンレーは社内メモで金融アドバイザーに対して、ビットコインを保有できる3本のファンドを立ち上げると通知した。顧客からビットコインに投資できるようにしてほしいと要望が出ていたという。
これらのファンドに投資可能なのは、同行に200万ドル以上の資産を預け入れている投資家。預け入れ資産が最低500万ドルの投資会社も購入できる。いずれも口座開設から少なくとも半年経過していることが条件だ。
関係者は、こうした要件を満たす投資家であっても、ファンドへの配分比率は純資産の2.5%までに制限されると述べた。
3本のファンドのうち2本は、マイケル・ノボグラッツ氏が創設した仮想通貨投資会社ギャラクシー・デジタル、残る1本はFSインベストメンツと仮想通貨投資会社NYDIGが提供する商品。モルガン・スタンレーの顧客は4月から購入を開始できる。
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