January 17, 2019 / 5:03 PM / 3 months ago

モルガン・スタンレー、第4四半期利益予想届かず 市場変動が影響

[17日 ロイター] - 米金融大手モルガン・スタンレー(MS.N)が発表した2018年第4・四半期(10─12月)決算は、市場が荒れる中で取引部門やウェルスマネジメント事業が振るわず、利益がアナリスト予想を下回った。

 1月17日、米金融大手モルガン・スタンレーが発表した2018年第4・四半期決算は、市場が荒れる中で債券などの取引部門が振るわず、利益がアナリスト予想を下回った。ニューヨークで昨年7月撮影(2019年 ロイター/LUCAS JACKSON)

純利益(会社帰属)は15億3000万ドル、1株当たり0.80ドルで前年同期(6億4300万ドル、0.26ドル)を大幅に上回った。ただ1株利益はアナリスト平均予想の0.89ドルを下回った。

調整後1株利益は0.73ドルで、前年同期(0.84ドル)から減少した。

税引き前の営業利益は19億ドルで、税制改正に伴う恩恵があった前年同期(25億ドル)から25%減った。

純収入は10%減の85億5000万ドル。リフィニティブのIBESデータによるアナリストの平均予想(93億ドル)を下回った。

セールス・トレーディングの純収入は7%減の24億9000万ドル。

債券取引部門の収入は30%減の5億6400万ドル。同業他社より大きく落ち込んだ。

ウェルスマネジメント事業の収入は6%減った。顧客資産の縮小が響いた。従業員報酬繰り延べ関連の制度も収益の重しとなった。

同事業の利益率は前年同期の26%から24%に低下した。

今年の利益率見通しは26─28%に据え置いた。昨年は26%だった。

ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会議で、目標引き上げを迫られると、現在の目標は上限でないとし、現時点で収益性より収入の伸びを優先する考えを示した。

株式取引部門の収入が横ばいの19億3000万ドル、合併・買収(M&A)アドバイザリー事業は41%の増収となった。

第4・四半期は、他の米金融大手も債券取引部門が15─20%の減収だった。

同業ゴールドマン・サックス(GS.N)の決算では、株式取引が堅調だったことで債券取引による損失が相殺され、収入が市場予想を上回った。モルガン・スタンレーと対照的な内容となった。

キーフ・ブルイエット・アンド・ウッズのアナリストは「前日に同業他社が底堅い決算を公表しており、モルガン・スタンレーの決算は弱く見える。株価はアンダーパフォームだろう」と話した。

モルガン・スタンレー株はこの日の取引で5%強値下がり、過去12カ月で22%近く下落している。

*内容を追加しました。

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