[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米金融大手モルガン・スタンレーは、連邦準備理事会(FRB)が制限を解除すれば配当を増やす方針だ。ゴーマン最高経営責任者(CEO)が1日に株主に宛てた書簡で明らかにした。
モルガンSは昨年12月、FRBの容認が得られ次第自社株買い計画を再開すると表明。FRBは新型コロナウイルス流行を受けて銀行セクターの自社株買いを停止している。
今年は最大100億ドルの自社株買いを行う計画。また、ウェブサイト上に掲載された書簡の中で、ゴーマンCEOは17%を上回る有形自己資本利益率(ROTCE)を達成するとの長期目標を設定した。
書簡は「われわれは過去10年にわたり、目的を持ち意義ある形で事業を転換してきた」と指摘。「次の10年に目を向ければ、モルガン・スタンレーが成長フェーズにあると明確に信じている」とした。
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