[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米銀行大手モルガン・スタンレーが今年経営幹部に昇格させた幹部の数は184人と前年の199人から減少したが、女性の比率は過去最高の38%となった。関係筋が匿名でロイターに明らかにしたもので、これにより経営幹部全体に占める女性の比率が24%に上昇した。
他行でも女性の最上級職昇格が相次いでおり、シティグループが21年にウォール街で初めて女性のジェーン・フレーザー最高経営責任者(CEO)を起用。ロイターが先月確認したメモによると、シティグループは過去最多となる100人以上の女性をマネジングディレクターに起用している。
関係筋によると、モルガン・スタンレーが今年昇格させた米国拠点の経営幹部のうち、黒人は5%、ヒスパニック系は2%、アジア系は21%だった。
地域別では新任幹部の66%が米州、20%が欧州と中東、14%がアジアという。
昇格した全員の氏名は来週公表される。
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