for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

ケースシラー米住宅価格指数前月比上昇:識者はこうみる

 [ニューヨーク 28日 ロイター] スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラーが発表した5月の住宅価格指数は前月から上昇した。上昇は約3年ぶりで、価格安定化の可能性を示した。市場関係者のコメントは以下のとおり。

 7月28日、S&P/ケース・シラーが発表した5月住宅価格指数は前月から上昇。写真はアリゾナ州フェニックスの売家。先月2日撮影(2009年 ロイター/Joshua Lott)

●今後1─2年は引き続き下落

<スタイフェル・ニコラスのポートフォリオマネジャー、チャド・モーガンランダー氏> 

 予想を若干上回る数字だった。米住宅市場が改善している明るい兆候と受け止められるだろう。ただ、株式・債券市場ではこうした見方はすでに織り込み済みであることから、短期的には材料とはならないとみている。

 米不動産価格は向こう1─2年引き続き下落すると確信している。価格はすぐには改善しないと見込んでいる。  

●住宅価格安定化の強い兆候

<RBS証券の国際チーフストラテジスト、アラン・ラスキン氏>

 住宅価格がようやく安定化し始めたことを示す非常に強い兆候だ。全体的な指数の改善や改善した地域の幅を見ても、すべて住宅セクターの安定化を物語っている。

 住宅価格が安定化すれば、複雑な資産の評価改善や、より広い資産市場、ひいては金融システム全般の安定化の可能性を示す兆しとなると、かねてより言われてきた。今回の数字は株式を支援する重要な材料であり、新発米国債の消化を若干難しくするだろう。 

●市場底入れの可能性

<ウェルズ・ファーゴ・アドバイザーズのシニアエコノミスト、ゲーリー・セイヤー氏>

 良い兆候だ。住宅販売がしっかりだったのに続き、住宅価格も安定化しつつあり、住宅市場が底入れした可能性を示す一段の兆候が出てきた。価格の改善はかなり幅広く、20都市圏の大半で価格が上昇した。これは今後、消費者の信頼感回復や与信の安定化につながる可能性がある。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up