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北朝鮮政権、世襲はうまくいかない=亡命の元幹部

 10月27日、北朝鮮を亡命した元幹部が、金政権の世襲はうまくいかないと発言。写真は平壌市内を訪れた金総書記。KCNAが21日配信(2009年 ロイター/KCNA)

 [ワシントン 27日 ロイター] 北朝鮮の政権内で外貨調達に長年かかわり、現在は亡命して米国の民間調査機関「北朝鮮人権委員会」の研究員として活動する金光進氏は27日、金正日総書記からの世襲は失敗に終わる可能性があるとの見解を示した。

 金光進氏は亡命前、朝鮮労働党の国家保険機構の幹部として、欧米の保険会社から高額保険金を外貨で得る任務に就いていた。

 ワシントンで開催されたパネルディスカッションで、金光進氏は「健康面の悪化のほか、長期にわたる経済的崩壊や政治不安の高まりは、金正日政権が終わりに近づいていることを示す」と指摘。「われわれは北朝鮮で再び世襲が行われようとしているのを目の当たりにしているが、うまくいくとは思わない」と述べた。

 金正日総書記は、1994年に父親の金日成主席が死去して以来、政権を掌握して最高指導者であり続けている。しかし、昨年8月に脳卒中で倒れたとみられ、その後の約1年は公の場から姿を消していたため、後継に三男の金正雲氏を選んだとの憶測が強まっていた。

 一方、今年に入って北朝鮮を訪問したクリントン元米大統領や中国の温家宝首相らからは、金正日総書記の健在ぶりが伝えられている。

 金光進氏は、北朝鮮の次期政権について、金総書記の義弟であり、軍部からの信頼も厚い張成沢氏を中心とした集団指導体制になる可能性が高いと指摘。

 その上で「次期政権は、それを誰が継承するにせよ、現政権が進めるのと同じ政策を維持するのは無理だろう」とし、国内経済をより重視するようになり、国際社会との対立路線や挑発的軍事行為も弱まるとの見方を示した。

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