for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

米国株ほぼ全面安、弱い住宅指標で回復への懸念高まる

 [ニューヨーク 28日 ロイター] 米株式相場は下落。9月の米新築1戸建て住宅総販売戸数が予想外の減少となったことで、景気回復のペースをめぐる懸念が高まり、ほぼ全面安の展開となった。

 10月28日、米国株はほぼ全面安、弱い住宅指標で回復への懸念高まる。写真はニューヨーク証券取引所。4月撮影(2009年 ロイター/Lucas Jackson)

 3月からの上昇を支えてきた金融、ハイテク、素材、鉱工業株が特に売られた。

 BTIGの首席市場ストラテジスト、マイク・オルーク氏は「住宅関連データが一段の

圧迫材料となったことは明らかだ」と指摘。「多くの市場参加者は調整局面にあるとの認識に達しており、警戒感が広がっている」と述べた。

 ダウ工業株30種は119.48ドル(1.21%)安の9762.69ドル。

 ナスダック総合指数は56.48ポイント(2.67%)安の2059.61。

 S&P総合500種は20.78ポイント(1.95%)安の1042.63。

 S&P総合500種とナスダック総合は4営業日続落となった。売りが加速するにつれ、S&Pとナスダックはともに主要なテクニカル水準を下抜けし、両指数とも50日移動平均を7月以来初めて下回って引けた。

 また株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)は12.5%急上昇し、8月以来の上昇率となった。

 金融株ではJPモルガンJPM.Nが2.8%、アメリカン・エキスプレスAXP.Nが3.6%それぞれ下落。S&P金融株指数も3.2%安となった。

 ハイテク株では、アップルAAPL.Oが2.5%安となり、ナスダックの下げを主導した。

 ダウ住宅建設株指数は5.5%安で、5月以来の下げ率を記録した。

 S&P素材株指数も3.2%安。

 アルミ大手アルコアAA.Nが7%近い急落。重機大手のキャタピラーCAT.Nも4%安。3MMMM.Nも2%下落した。 

 この日商務省が発表した9月の新築1戸建て住宅の総販売戸数は、前月比3.6%減の年率40万2000戸と、予想外の減少となり、半年ぶりに減少に転じた。また抵当銀行協会(MBA)が発表した23日までの週の住宅ローン申請指数(季節調整後、新規購入・借り換えを含む)も前週比12.3%低下の562.3となり、3週連続で低下した。

 すでに8000ドルの初回住宅購入者向け税控除策の延長をめぐる不透明感に圧迫されている市場にとって、弱い住宅関連データは一段の重しとなった。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up