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日米で国債入札、不調なら株式・為替市場に波及

 [東京 6日 ロイター] 8日からの週は世界的に金利動向が焦点になる。米国で四半期入札が行われるほか、国内でも5年債入札がある。

 11月6日、8日からの週は世界的に金利動向が焦点に。写真は昨年10月、都内の株価ボード前で(2009年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 入札に波乱があれば金利上昇を通じて他のマーケットに影響を与える。調整色が強い国内の株式市場は売り材料に反応しやすく、金利動向だけではなく、増資発表など需給面にも神経を使う展開が予想されている。

 <マクロ関係>

 ●オバマ米大統領・ガイトナー米財務長官が来日

 10─11日にガイトナー米財務長官、11─12日にオバマ米大統領が相次いで来日する。オバマ大統領は鳩山由紀夫首相、ガイトナー財務長官は藤井裕久財務相と会談する予定。日米首脳会談では、気候変動問題やアフガニスタン支援問題などに加え、沖縄の基地問題が大きなテーマになるとみられ、日米同盟の行方がどうなるか市場の関心を集めている。日米関係にきしみぎあると受け取られた場合、外為市場などで材料視される可能性もある。日米財務相会談では、世界のマクロ経済情勢などについて意見交換が行われる。14─15日にはシンガポールでアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合が開催される。

 <マーケット関係>

 ●株式市場は軟調もみあい、国内景気の先行き不安などで売り警戒

 東京株式市場は軟調もみあいとなりそうだ。機械受注や景気ウォッチャーなど経済指標などが注目され、設備投資や国内消費への不安が強まれば株価の下押し要因につながると予想される。引き続き国内企業の決算発表が材料視される中、金融機関の決算発表が集中することから、増資の必要性がポイントとみられている。これらのほかヘッジファンドの決算に伴う手仕舞い売りに対する警戒感が上値を抑えるとの見方が出ている。

 ●米金利上昇・株高ならクロス円に上昇圧力、米四半期入札と各国指標に関心

 外為市場は、上昇圧力の強まってきた米金利や株価動向に左右されやすい展開となりそうだ。世界的な長期金利上昇と株高が同時に進めば、調達通貨とされるドルと円に売り圧力がかかるため、ドル/円は値動きが鈍くなる一方で、クロス円が上昇しやすくなる見通し。過去最大の米四半期入札や、13日の11月米ミシガン大消費者信頼感指数速報値など各国経済指標が注目を集めている。

 ●長期金利1.4%台で推移、5年物国債入札は波乱含みか

 円債市場は、長期金利の指標となる10年最長期国債利回りが1.4%台で推移する見通し。鳩山由紀夫政権下での国債増発をにらんで主要投資家である都市銀行が国債買いを控えており、下値不安を払しょくできない状況が続いている。来週予定されている5年物の利付国債入札には注視が必要。個人向け国債の販売低迷などによる増額分を吸収しきれるかどうかが焦点となり、入札結果は参加者の金利観を浮き彫りにしそうだ。

 <企業ニュース関係>

 ●09年4―9月期決算発表は、銀行やゼネコンなどが登場

 2009年4―9月期決算発表が続く。目玉は銀行セクターで、13日にみずほフィナンシャルグループ8411.Tや三井住友フィナンシャルグループ8316.T、りそなホールディングス8308.Tなどが登場する。前年度の業績の足を引っ張った保有株式の巨額減損リスクは免れるものの、クレジットコストの動向が焦点となりそうだ。そのほか12日には大成建設1801.Tや大林組1802.T、鹿島1812.Tなどのゼネコンが発表する。

 ●新規上場はなし

 新規上場は11月20日に東証マザーズに上場するエフオーアイ6253.Tまで予定なし。

 ●起債見通し=個人向けSBで四国電力9507.T、財投機関債で沖縄振興開発金融公庫

が起債

 <主な経済指標関連>

10日(火)

08:50 9月国際収支(財務省)

9月経常収支の予測中央値は1兆5000億円程度の 黒字となった。前年比は4.1%減で2カ月ぶりの減少だが、8カ月連続の黒字となる見通し。

08:50 10月マネーストック(日銀)

 10月のマネーストック(M2)の予測中央値は前年比3.1%増、M3は前年比2.3%増と、それぞれ9月よりも伸びが高まる見込み。広義流動性は同0.7%増が見込まれている。

11日(水)

08:50 9月機械受注(内閣府) 

予測中央値は前月比2.9%増と、2カ月連続で増加する見通しとなった。機械受注は設備投資の先行指標として注目が集まるが、製造業を中心にこのところ底入れ感も出ている。7─9月は落ち込み幅が前期より縮小すると見られているが、同時に発表される10─12月の見通しが増加に転じるのかどうかも注目材料。 

12日(木)

08:50 10月企業物価(日銀)

予測中央値は前年比6.0%低下となった。過去最大の下落率だった7・8月(8.5%低下)を底に、9月(7.9%低下)に続き2カ月連続 で下落率は縮小する見通し。前月比は

0.1%の低下見通し。

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