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藤井財務相の辞任報道:識者はこうみる

 1月6日、日本経済新聞など国内メディアは、藤井財務相が辞任する見通しと報じた。都内で9月撮影(2010年 ロイター/Michael Caronna)

 [東京 6日 ロイター] 日本経済新聞など国内メディアの報道によると、藤井裕久財務相は5日、体調不良を理由に鳩山由紀夫首相に辞意を伝えた。首相は慰留しているものの、藤井氏の辞意は固く、最終的に受け入れる見通しとしている。

 後任には野田佳彦財務副大臣や仙谷由人行政刷新相、菅直人副総理・国家戦略相らが浮上しているという。

 藤井財務相の辞任報道に関する識者の見方は以下の通り。

●内閣の求心力に注意を払いたい

 <みずほ証券 チーフマーケットエコノミスト 上野泰也氏>

 藤井裕久財務相の辞任報道に関して、現段階では債券に対する影響は軽微とみている。予算の季節がひと区切りしていること、10年度の予算案に関しても、景気対策で2兆円の計上があり、財務大臣交代の有無にかかわらず、国債の増発に関しては参院選までは出てこないとみている。したがって、財政規律や国債発行について材料になりにくいタイミングと思われ、円債への影響は今のところ限定的と受け止めている。ただ、内閣の求心力の問題は注意を払いたい。後任については、立場が人をつくるという観点からは、現段階では一概に言えない。

●円相場への実質的影響は無いが、政権内の確執を注視

 <ドイツ証券 シニア為替ストラテジスト 深谷幸司氏>

 市場のイメージとしては、藤井財務大臣は円高論者だったので、円高派の離脱というストーリーが描けるのかもしれない。あくまでイメージとして、辞任は若干の円安要因だが、実質的な影響は無いだろう。気になるのは辞任に至る背景だ。健康上の問題もあるだろうが、予算編成にからんで党内での確執があったことが推測される。鳩山政権の安定性に不安が残るという意味では注視が必要だ。結論として、藤井氏の離脱は円買い要因ではないと言えるだろう。

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