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ユーロが対ドルで安値から戻す、1年ぶり大幅上昇=NY市場

 [ニューヨーク 19日 ロイター] 19日のニューヨーク外国為替市場で、欧州の通貨当局がユーロの下支えに動く可能性があるとの憶測から、ユーロが対ドルで4年ぶり安値から戻し、1日としては2009年5月以来、約1年ぶりの大幅な上昇となった。

 5月19日、ニューヨーク外国為替市場で、ユーロが対ドルで4年ぶり安値から戻した。写真は都内の外貨両替所。2007年7月撮影(2010年 ロイター/Yuriko Nakao)

 市場では、欧州中央銀行(ECB)が協議を行うか、もしくは何らかの行動に出る可能性があるとの観測が広がった。

 EBSによると、ドイツの空売り禁止措置を受け、海外市場でユーロは一時1.2143ドルと2006年4月以来の安値をつけていた。

 こうしたなか、ECBの広報担当者は、中銀による新たな措置をめぐる市場のうわさについて「ノーコメント」と述べ、発言を控えた。

 この日の相場について、OANDA(トロント)の首席為替ストラテジスト、ディーン・ポップルウェル氏は「ユーロ安のスピードに関し7カ国(G7)が懸念していることを市場は理解し、また恐れていることの表れで、市場はユーロの押し上げに向けた口先介入もしくは協調介入のような動きがあるのではないかと心配している」と述べた。

 前回行われた大きな協調介入は2000年9月で、ユーロの下支えに向け、ECBとともに米連邦準備理事会(FRB)、英中銀、日銀、カナダ中銀が介入を行った。

 ユーロ/ドルは1.7%高の1.2391ドル。EBSによると、一時1.2399ドルをつける場面もみられた。

 トレーダーによると、1.22ドルの水準にあったオプションの壁は取り払われており、それぞれ1.21ドル、1.20ドル、1.15ドルに向かう水準に並んでいる。

 4月27─28日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が午後に公表されると、ユーロは取引時間中の高値水準をつけた。FRBが米経済見通しを上方修正したことを受け、市場のリスク選好が増したという。

 GFIのデータによると、オプション市場では、ユーロ/ドルの1カ月物リスクリバーサルで、プット(売る権利)への傾きが前日のマイナス2.6125からマイナス2.925に拡大。一時マイナス4.175と、GFIがロイターへのオプション情報提供を開始した2007年初め以降で最も弱気な数字となった。

 ユーロ/ドルの1カ月物ボラティリティは16.55で、前日の15.25から拡大した。

 ユーロは対スイスフランで1.8%高の1.4285スイスフラン。

 ユーロ/円は約1.0%高の113.40円。

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