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巨額の米財政赤字、債券市場の危機にも=グリーンスパン氏

 11月14日、グリーンスパン前FRB議長は、巨額の米財政赤字が債券市場の危機を招く可能性があると警告。4月撮影(2010年 ロイター/Kevin Lamarque)

 [ワシントン 14日 ロイター] グリーンスパン前米連邦準備理事会(FRB)議長は14日、米国は巨額となっている財政赤字の抑制に動く必要があると指摘し、そうしなければ債券市場が危機に陥るリスクに直面すると警告した。

 クリントン政権の主席補佐官を務めたアースキン・ボウルズ氏とアラン・シンプソン元共和党上院議員が共同議長を務める超党派委員会は、12月1日までに債務と赤字に関する報告書を公表することになっている。

 前週公表された報告書の草案では、2020年までに4兆ドルの債務削減に向け、税や歳出に関して政治的に厳しい一連の選択肢が提案された。

 グリーンスパン前議長は、NBCの番組で、ボウルズ氏とシンプソン氏が勧告した内容と「同等」の何らかの案が、米議会によって最終的に承認されるとの見方を示した。

 その上で「唯一の問題は、それが債券市場の危機が発生する前なのか後なのかということだ。なぜなら、ほかに選択肢はないからだ」と指摘した。

 前議長は、米国の赤字が、債券市場を脅かし始める可能性があり、それによって景気回復が妨げられてリセッション(景気後退)に陥る恐れがあると強調。

 「深刻かつ大きな問題は、長期的な赤字見通しが、長期金利と住宅ローン金利の急上昇を招くほど債券市場をおびえさせるかどうかだ」とし、「もしそうなれば、経済が二番底に陥るだろう」と語った。

 前議長は先週、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の特別コラムで、米国はドル安政策を追求していると発言し、その後にガイトナー財務長官が、意図的に米国がドル安を求めることは決してないと述べるなど、物議を醸した。

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